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2016年の私的ベストトラック 30選 (No.1 ~ No.15)

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私が2016年に聴いた楽曲の中から個人的なベストランキングをつくりました。

超私的な感覚で1位から30位までを勝手に選びました。

30曲、といいつつ同一のアーティストやアルバムからの選出が意外と多かったり、アルバム単位なら上位に入ってくるものの半分くらいが、ここでは入ってこなかったり…。

アルバム単位も後でつくる予定ですが、とりあえず、素直に好きな曲だらけのこのリストを。

そもそも正確なリリースデイトは2015年の曲も少しある気がしますが、そのあたりはご容赦ください。

それでは私的30位から。

私的30位から16位まではこちらを。


15. Oohyo 「School Bus

この曲が収録されているのは2015年10月にリリースされたOohyoの1stフルアルバム『Adventure』で、さっそく2016年リリースの曲ではないのですが、フィジカルでいえば本格的に日本に入ってきたのは2016年だと思うので入れました。(言い訳)

いや、そんなことより単純にめちゃくちゃ好きなトラックなので入れざるを得なかった。

Oohyoは『Adventure』の前には2014年5月に1st EP『Girl Sense (少女感性)』をリリースしていて、そちらは日本盤も出ています。

その日本盤についている自己紹介的セルフライナーノーツが、本当に心奪われる素晴らしいものだったので載せておきます。これはSSWとして完璧な自己紹介文だと思う。

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歌詞のセンスも好きです。

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14. Frank Ocean 「White Ferrari

 

13. 宇多田ヒカル with 小袋成彬 「ともだち

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12. Wet 「Don't Wanna Be Your Girl

 

11. Crying 「Premonitory Dream」



10. Charlie Puth Feat. Meghan Trainor 「Marvin Gaye

 

9. 宇多田ヒカル Feat. 椎名林檎二時間だけのバカンス」

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8. The xx 「On Hold」



7. Night Flowers 「Sleep



6. Japanese Breakfast 「In Heaven」



5. Night Flowers 「Rush Hour」

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 5月にリリースされた日本独自のEP『Sleep』に収録された楽曲で、現在のところiTunesにもSpotifyにもYouTubeにもアップされていないトラック。

本EPリリース時点で「未発表曲」という扱いにされていたので、おそらく未だにこの曲を聴くには、『Sleep』の日本盤CDを通すしかないのだと思われます。

今の時代に斬新。CDでしか聴けない曲。

で、まあ、最高に心弾む極上のラブリーギターロックトラックになってるわけですが、実のところこの曲はJane Wiedlinの1988年の全米9位のヒットチューンのカバー。

私はあまりにこのトラックにハマったあまりに、逆に今年Jane Wiedlinのアルバムを購入したほどですが、正直オリジナルよりもNight Flowersのカバーの方が良いですね。とはいえ、意外とオリジナルに忠実な演奏にはなってるわけですが…

再生回数で言えば個人的に今年No.1になったくらいハマった楽曲でした。

ハッピーに疾走する思いっきりメロメロなラブソング。

 

ということで、上位5曲は本当にめちゃくちゃ好きな曲頂上決戦になってしまい、実際はほとんど両立1位が5つみたいな感じです。

 

4. Madeira 「Come on Thru」



記録としては残せませんでしたが、昨年2015年の私的ベストトラック1位はYumi Zoumaの「Dodi」で、ベストアルバム1位は同じくYumi Zouma『EP II』でした。(というか、もう『EP II』は2010年代で見ても私的ベスト3に入ります。)

そんなYumi Zoumaで『EP II』までの期間、ボーカルを務めていたのが、 この曲を生み出しているMadeiraことKim Pflaumさんです。(現在はYumi Zoumaを脱退)

今年Yumi Zoumaは新ボーカリストを迎えた体制で、初のフルアルバム『Yoncalla』をリリースしましたが、正直このMadeiraのEPを聴いてしまうと、『EP II』までのYumi Zoumaのより魅力的な部分を引き継いだのは、現Yumi ZoumaよりもMadeiraなのかな、という印象だし、それを思いっきり(もうなんなら最初の60秒くらいだけでも十分なほど)叩きつけた楽曲が、この「Come on Thru」だと思います。

好みすぎる。ひたすら惚れるのみ。

とはいえ、Yumi Zoumaを叩いてるわけではありませんので。ベストアルバム30選の方にはそちらも入る予定です。ただ比較しちゃうと…、っていうだけ。

 

3. Sing Street 「Up」

 今年日本で公開された青春映画『シング・ストリート』内に登場する、15歳のアイルランドの高校生(主人公)が友達と組んだバンド、Sing Streetが劇中で書き上げ、演奏する曲。

『シング・ストリート』のサウンドトラックには他にもSing Streetのオリジナル楽曲が収録されていて、どの曲も物語の舞台となってる80年代のUKニューウェーブ勢の影響をまぶした高水準なものだけど、とりわけこの「Up」に関しては、もう映画の外に出て一般の楽曲として聴いても、圧倒的な普遍性があり、楽曲として堂々と立っている。

特に若者のラブソングとして、この歌詞は本当に秀逸だと思うし、メロディーも演奏もそれに完璧に寄り添っている。

というか、はっきり言いたい。これはほんっっっっっとうに最高のラブソングじゃないですか?

全部の歌詞、特にコーラスの部分の歌詞とか最高すぎでしょ。

映画『シング・ストリート』についての記事でも、「Up」に絡めてもう少し詳しく書いてます。



2. Julien Doré 「Que reste-t-il de nos amours ?」

2位もSing Streetに続けて今年の映画で出会った曲なんだけど、これもまた本当に良くて。

今年の1月23日から『愛しき人生のつくりかた』という邦題で公開された(原題『Les Souvenirs』)フランス映画で、夏にはレンタルも含めてDVDで出ています。

で、この「Que reste-t-il de nos amours ?」という曲なんだけど、これはカバーで、フランスの歌手シャルル・トレネが1942年に発表した邦題「残されし恋には」を現代的かつ大々的にリアレンジしたもの。でもこのカバーの対象は1942年に向けられた眼差しではなくて。

その真の対象は、1942年の「残されし恋には」を主題歌にして1968年にフランソワ・トリュフォーが発表した映画『夜霧の恋人たち』の方へと向けられています。

この映画は邦題こそ夜霧の恋人たち』ですが、原題は『Baisers volés』、「盗まれたキス」の意味で、これは「残されし恋には」のコーラス部分の歌詞の一説からの引用です。

『愛しき人生のつくりかた』は他にも『夜霧の恋人たち』への目配せを多々発見できる映画で(例えば主人公の青年のアルバイト先のホテルが、『夜霧の恋人たち』のやっぱり主人公の青年がバイトしてたホテルと同じところ)主題歌に関しても、そういう意図で選ばれたんだろうけど、曲そのものとしても劇中での使われ方にしても、真新しく、素晴らしいに尽きます。

フルコーラス+歌詞の日本語訳字幕付きで流れる劇中での使われ方と、今回リメイクされた「Que reste-t-il de nos amours ?」のアレンジにはものすごく密接な関連が感じられて、そこのところに込められたフィーリングに大変に心を奪われます。

それは過去の戻らない恋愛を振り返る歌詞を持つ切ない曲でありながら、今回のアレンジではそのほろ苦さを抱えつつも、前を向いているというか、その苦味すら後味として楽しむ、大人の余裕を感じる。そのシックなロマンチックさがサウンドの節々から感じられて、私の心を瑞々しく高揚させます。

とにかく最初の1秒、そして15秒間のイントロの素晴らしさときたらね。

もう音楽というものの肌触りにのけ反るのみです。

 

Julien Doré 「Que reste-t-il de nos amours ?」歌詞 日本語訳

 

あの美しい日々の恋の名残り

1枚の古い写真 若かった僕の写真

2人が交わした恋文

何度も重ねたデート

思い出がつきまとう いつまでも

 

色あせた幸せ 風になびく髪

盗まれた唇 はかない夢

あの日々の何が残ってるだろう

小さな村 古い鐘楼(しゅろう)

忘れられた風景

雲間に浮かぶ 愛しい人の面影

 

いちお、映画の方は上半期で7位に選んでいます。主題歌に負けず劣らず素晴らしいエンディング曲にもこちらの方の感想で触れています。

やっぱり 『愛しき人生のつくりかた』のエンディング曲、尋常じゃないほど素晴らしい曲なので、今年リリースの曲ではないけど載せちゃいます。歌詞が本当に…

Berryというフランスの女性SSWで、2008年発表の「Le Bonheur」(日本語で「幸せ」)という曲です。



Berry 「Le Bonheur」歌詞 日本語訳

 

幸せを恐れないで

ここにも どこにも 存在しないから

明日は死ぬかもしれない

何も言わないで

夫婦の幸せは職人の手に任せましょう

流れのままに

キスを交わすと あなたが好きになる

 

秘密の宝物は 私達の足元にある

その上で転ばないで

人生が一度きりなんて

でも贈り物をもらったわ

それは あなた

流れのままに

キスを交わすと あなたが好きになる

 

海水は塩からい

人は愛し合い お互いに葬り去る

手を見つけて 握りしめる

幸せを恐れないで

存在しないから

流れのままに

キスを交わすと あなたが好きなる

 



1. Nico Yaryan 「Your Love Never Lets Me Down」

 

ピアノの引き語り、そしてまっすぐで繊細な歌唱ともども歌詞が本当に素晴らしすぎた。

 

Your Love Never Lets Me Down  Nico Yaryan

[Verse 1]
I'm a fool
And I'll be a fool 'til I die
If you think it too
Well you know how to keep it inside

When I'm in your gaze
I'm amazed at the things I can do
Is it your faith
Is it trust or just something you knew?

[Chorus]
Well you love me
When I don't know why
Yeah you love me
When I'm lying on the ground
Yeah you love me
When I don't love myself
But you love me
And your love never lets me down

[Verse 2]
Is it true
That each day we can waken anew
If it is so
Can we choose the bit we carry through?

 


Well you know
That the darkness can visit me some
But you tell me it's not where I've gone
That says who I'll become

[Chorus]
Well you love me
When I don't know why
Yeah you love me
When I'm lying on the ground
Yeah you love me
When I don't love myself
But you love me
And your love never lets me down

 

 

歌い出しからして「I'm a fool And I'll be a fool 'til I die」の時点で最高だし、それがラブソングを歌うための出だしとして用意された言葉であるならなおさら、好きにならずにいられない。

こんな正直な、だらしない、情けない、感傷を晒した、孤独でそれで十分な美しい音楽。

本当に一番心奪われます。

ということで、私の選ぶ、2016年最高のトラックはNico Yaryan 「Your Love Never Lets Me Down」でした。

 

アルバムと映画のまとめも年内にやりたいなーと思ってます。

読んでくださってありがとうございました。