2016年の私的年間ベストシネマ 60選 (No.41 ~ No.60)
私が2016年に映画館で鑑賞した作品の中から、個人的なベストランキングと感想をまとめました。
超私的な感覚で1位から60位までを勝手に選びました。
こちらでは、私的41位から60位までを。
60.『蜜のあわれ』
『蜜のあわれ』を観た。世界一魅力的で逆らえず、一番強い希望のかたまりのような概念「コケティッシュ」。それをこれでもかと極め尽くしている本作の二階堂ふみは、全男性にとって紛れもなくミューズと小悪魔の臨界点、つまるところ最高の女のコであり、要はもう観るだけでそこに幸福が広がっている。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年4月2日
『蜜のあわれ』4つの章立てを取る本作は、パートによってムードが相当異なっている。1章のひたすら二階堂ふみコケティッシュ全開なずっきゅん映画、2章のキューティーでビターなラブコメまではただただ幸せな心地でうっとりしていればいいけど、爺さんが物語の中心になる後半は予想外の重さ苦しさ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 2, 2016
『蜜のあわれ』最後の第4章は、前半のキュンキュンするコケティッシュさはどこへやら、最期を前にあがきまくる爺さんの苦しみの暴走があまりに痛々しく、観ていて辛い。それでも最後に舞い降りたミューズの笑顔と御姿だけでもう全部救われた気持ちになれるから、とにかくこれは二階堂ふみ最強映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 2, 2016
『蜜のあわれ』男を落とし得る女子の艶可愛さとは何かを限界値まで体現した、コケティッシュの教科書映画。ここでの二階堂ふみの声、仕草、立ち振る舞いすべては一瞬の例外なく、魅力的で男を骨抜きにするもの。メイクシーンを経た第1章と第2章における彼女の明確な違いも楽しい、究極の女の子映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年4月2日
『蜜のあわれ』飼ってた金魚がコケティッシュな少女になって懐いてくるっていうと男を喜ばせるための魅力、さらにはそういう映画かと思われるかもしれないけど、実際はそこが真逆だから観ていてとても楽しい。女の子の苦しさや痛みや悲しみを力強く、しかもキュートに描いていて、そこが本当に魅力的。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年4月2日
『蜜のあわれ』「男はいつも、男だけが四六時中女のことばかり考えてると思ってるの、何なの!女だって、朝起きてお化粧するとき、お散歩をしてるとき、食事をしてるとき…いっつも男のことばかり考えるのに!!」とか愚痴り合いながら、金魚と幽霊の美女2人が畳の上をゴロゴロ転がってるシーン最高。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年4月2日
59.『幸せなひとりぼっち』
『幸せなひとりぼっち』を観た。偏屈な生真面目爺さんが主人公の本作に対して、大好評の声が多い理由がとても分かった。全編に渡って、温かなユーモアと、私たち人間のそれぞれ異なった個性の良い部分を見つめようとする視点が貫かれてる。良い部分を見つけ、認め、伝えることの素敵さで紡がれた映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 29, 2016
『幸せなひとりぼっち』主人公が頑固なお爺さんだから、映画自体もなんだか素っ気なさそうと勝手に覚悟してたけど、完全に杞憂だった。隣に越してきた賑やか一家を筆頭に様々な人たちが、彼の憎めない、良い部分を次々に引き出して、とてもハートフルな人間ドラマになっている。余韻もとても晴れやか。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 29, 2016
『幸せなひとりぼっち』好きな車メーカーが自分と違うだけで絶交してしまう主人公の頑固ぶりには笑った。特にアウディのことを、ゼロが4つ並んだマークなんてありえないだろ!とかブチキレてたシーンには吹き出した。笑えるシーンも、心が熱くジ〜ンときてしまうシーンも沢山ある、柔らかな真心映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 29, 2016
『幸せなひとりぼっち』自分では気付かなかった自分自身の捨てたもんじゃない部分を引き出してくれるのは、誰かとの会話や交流があってこそなんだと改めて思えた映画。自分も本作の爺さんのように好きな人とだけ心が通い合えばいいと思いがちだけど、人との交流を前向きに考えたくなる映画体験だった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 29, 2016
58.『SCOOP!』
『SCOOP!』を観た。男の本能が潜在的に求めてる幾つもの要素が密に絡み合いながら、止まらぬ世界をギラギラと転がり続けていく猥雑快感映画。期待以上に面白かった。欲望を駆り立てられる仕事、カーチェイス、スッパ抜き、お手頃なセックス、不意の感傷、清々しいほど人間の生々しさを描いてる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月7日
『SCOOP!』主人公の“欲望をあらわに生きてることの色気”みたいなものが終始画面から溢れ続けていたのは、彼を演じたのが福山雅治で、それを反射する存在として相方を演じたのが二階堂ふみだったからこそだと思う。ともすれば退廃感に引き寄せられそうな本作を2人が明るく力強いものにしてた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月7日
57.『タナーホール』
青春映画学園祭の『タナーホール』、Starsの「Elevator Love Letter」「Heart」「One More Night」が流れるばかりか、クライマックスでは「Your Ex-Lover Is Dead」が歌詞訳字幕付きで流れる堪らない映画で早起きして本当よかった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月8日
『タナーホール』全寮制の女子高モノで、主演のルーニー・マーラーはルック的に余裕でテレーズ感出てるので瞬時に分かったけど、ブリー・ラーソンについてはエンドクレジットを見るまで全く気付かなかったです。思いっきり準主役で出ずっぱりだったのに。まさか一番のお色気ビッチキャラで出てたとは!
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月8日
『タナーホール』ブリー・ラーソンの出演作は『ショート・ターム』と『ルーム』しか観てない素人なので、もうこんな役で出てたなんてめっちゃ驚いた。露出度高めなセクシーシーンで堅物男性教師を思いっきり誘惑するとんでもない小悪魔ビッチ役。まさか、彼女がラーソンだったなんて。もう一度観たい。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月8日
『タナーホール』全寮制女子校の仲良し3人組グループに、性格的に大きな問題を抱えた転校生が入ってくることで、各々が内に抱えていた個性がトラブルとして表面化されていく過程とその度に増していくギクシャク感を、暗さ辛さ一辺倒ではなく、軽やかさとユーモアを交えて描いてる点が洒落ていて好き。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月8日
『タナーホール』エンディングに彼女達が辿り着いた心境と、歌詞訳字幕付きで流れたStars「Your Ex-Lover Is Dead」の重なり方が感動的だった。「あなたは私の全てだった。私はあなたに全てを捧げた。あなたと出会ったことに後悔はない。全てが終わったことに後悔はない。」
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月8日
『タナーホール』人は良いんだけど男としては冴えない優男系男性教師がとても良かった。同僚の恋人がかなり粘り強く迫っても全然勃たない場面とか、ブリー・ラーソン演じるビッチ女生徒のエロ誘惑にムッツリ釣られすぎて挙げ句の果てにガチ恋玉砕するところとか、内気系男子の典型例すぎて愛しすぎた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) October 8, 2016
『スペクタキュラー・ナウ』昨日の『タナーホール』に続いて2日連続でブリー・ラーソン出演作を観ることができた。本作では主人公の元カノで校内でも名を馳せるような完璧美少女として華やかに登場。メイクや髪型によって変幻自在なタイプなのか、ここでもクレジットがなかったら分からなかったかも。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) October 9, 2016
56.『14の夜』
『14の夜』を観た。宣伝文の「呆れる程に、馬鹿だった」からイメージとは大きく異なる、14歳のリアリティに本当に本当に誠実で、まっすぐで、優しい映画だった。14歳中学3年の男子を主人公にした青春映画で、むしろこれ以上にど真ん中を描けた映画ってなかったのでは?ってくらい、真にリアル。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月25日
『14の夜』14歳とは親に反抗して、学校の友達グループに疑問を持ち悩むもの。それは当時からなんとなく皆そういうものなんだって受け入れてやり過ごしたけど、そうやって苦しんだり悩んだりしなければいけない理由には気付かなかった。でも本作を観てそれが分かった。それは必要のあることだった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月25日
『14の夜』で「呆れる程に、馬鹿だった」だから、どんだけドチャメチャにやってる映画なんだろうと覚悟してたけど、終始優しい眼差しで繊細な機微と一夜の冒険譚をじっくり見守る映画で、最初の10分くらいでこれは間違いない良作、って確信して嬉しくなってしまったほど一貫して雰囲気の良い作品。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月25日
『14の夜』AV女優のサイン会とおっぱい目当てのお馬鹿外出のはずが、最低な父親への不満や、学校内でのポジション問題、将来の不安等が一気に打ち寄せる1日を経て、もはやそれは性的な意味を失くし、意地でも何かを独りでやり遂げてみせるという、全男子にとって最重要な一夜になる。そこが好き。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月25日
『14の夜』14才の頃は特に、人生に歓迎されるディストラクションもあるということ。はまってる枠を何度か破壊しなければ、本当の自分というのは分かってこない。反抗すべきものに反抗する勇気と勢いを持てた時、その時は失敗して後悔したとしても、いつかそれが自分を創ったんだと思える日が来る。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月25日
55.『神様の思し召し』
『神様の思し召し』は『これが私の人生設計』ほど扱ってるテーマに対しても笑いについても深くはないけど(よく言うと洒脱)、あの軽快なヒューマンコメディのノリが好きなら断然楽しめるし、鑑賞後には本当に観てよかったと思えるほど晴れやかで清々しい気分になれた。ばっちり面白い大人のコメディ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) September 4, 2016
『神様の思し召し』私的にコメディの笑いで1番ツボな“なりきり”ネタが登場したのに非常に高まったし、大笑いした。神父の本性を暴こうとして、重度の障害を持つ息子やすぐに暴力を振るう妻を抱えた問題だらけの偽家庭訪問を実施するんだけど、テキトーな所から役者を供給した感が出てて最高だったw
— SunCityGarden (@SunCityGarden) September 4, 2016
『神様の思し召し』洒落たエンディングには賛否両論あるようだけど、私的にはわざとらしくハッピーエンドですよ〜〜みたいなのにしちゃうよりはずっと良いエンディングだと思った。もうあれで充分。そこに至るまでに面白成分も幸せ成分も満タンになるほどいただいたからあの腹八分目感はシックで好き。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) September 4, 2016
54.『その日の雰囲気』
『その日の雰囲気』を観た。私は美男美女がくっつきそうになったり離れそうになる様子を眺めてるだけで充分楽しめるから深い内容は全然求めずひたすら軽めで楽しいラブコメを期待してたんだけど、前半は完全にゆるゆるチル、後半はまさかのなかなかリアルな恋愛描写と予想とは違った楽しみ方が出来た。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年7月24日
『その日の雰囲気』ヤリチンイケメンと生真面目美女がソウル〜釜山を行ったり来たりしながら、ワンナイトラブを賭けて口説く交わすをする映画だけど、いい意味で終始アンニュイなテンポで進んでいくので、まったりとシックに楽しめる。一夜を経た後の後半のしっとり感は背筋が伸びるくらい良かった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年7月24日
『その日の雰囲気』一夜だけの遊びという了解だったのに次の朝別れた後もお互い相手のことが頭から消えず、人知れず切なさに沈んだ数日間を過ごすところの描写は、マジリアルで最高。正直内容の薄い映画だし、最初からそういうのが好きな人向けだと思うので、こんなに真面目に表現するのかと驚いた程。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年7月24日
『その日の雰囲気』人生で初めてのワンナイ浮気(それがすごくすごくよかった場合)の次の日に、自分馬鹿だと思いながらもその相手のことを思っちゃって、ひとりで切なくなってるのって、純愛と同じくらい瑞々しい切ない感情で、むしろ純愛だと思う。なんて開き直りたいくらいあの窓に映った表情良い。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 24, 2016
『その日の雰囲気』2人が突発デートする釜山の街の様子をじっくりたっぷり綺麗に映してくれるので旅行気分を味わえて癒された。1日に何度もソウルと釜山を往復してたように見えたけど、実際は400km以上離れてるんですね。観たら素敵な異性とまったり小旅行したくなること間違いなしの映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 24, 2016
53.『疾風ロンド』
『疾風ロンド』を観た。完璧な面白さだった。映画というよりは、土曜ワイド劇場で流れてたらなんかやたら面白くて最後まで観ちゃった系の2時間ドラマ風だけど、ひたすら楽しめたから大満足。サラリーマンの悲哀をコメディにして前面に出してて感じよく笑わせてくれるし、サスペンスとしても文句なし。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 4, 2016
『疾風ロンド』予想してたよりずっと洗練されてて楽しめた。巨大ゲレンデを舞台に、群像劇的な立ち上げ方から、スマートにひとつのドラマへと集約させていく物語運びの上手さは綺麗だし、主人公のキャラクターの面白さがとても良かった。終わりそうで終わらないサスペンスの引っ張り方も丁度よかった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 4, 2016
52.『ニールジャー』
(朗報:年末年始にキネカ大森で開催される、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン@キネカ大森 にて再上映が決定)
IFFJ『ニールジャー』モデルの仕事もこなすほど綺麗で内面も本当に素敵な23歳の客室乗務員が、ハイジャックを仕掛けるテロリスト集団から乗客や同僚を守り抜こうと勇気を振り絞り続ける姿を苦しいほどの切迫で描く。同じく主人公がCAの『コロニア』を彷彿とさせる構成で、序盤の温かさが良い。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月20日
『ニールジャー』いきなり旅客機の中から始まるのではなく、夜のフライトに出る前の、優しい両親や親戚達と誕生日を祝うとても温かいパーティーの様子を幸福感いっぱいに淡く描いてたり、両想いの青年とのセンチで胸キュンなしっとり夜のドライブを瑞々しく描いてるところがとても良い。後で辛いけど。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月20日
『ニールジャー』ハイジャック犯との心理的攻防戦(本当に辛すぎ)になっても、旅客機内で彼女が対峙する状況を描くだけでなく、そうした状況が彼女にフラッシュバックさせる、元旦那から受けたモラハラに苦悩した過去や、家族がそこから救い上げてくれた記憶を頻繁に交差させながら描いてる点が良い。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月20日
『ニールジャー』彼女たちが置かれた具体的な状況は異なるけど、目の前の現実に意識を保ち続けることが困難になるほど極限に緊迫した心理的・身体的状態に置かれた主人公が、過去のトラウマや記憶へのトリップを繰り返すという点では『わたしに会うまでの1600キロ』を連想とさせる作風でもあった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年10月20日
51.『帰ってきたヒトラー』
『帰ってきたヒトラー』を観た。まったく飽きさせることなく楽しませてくれる。実はブラックコメディっていうほど風刺的ではなく、馬鹿っぽい展開に沢山笑える明るいコメディ映画。ヒトラー以外の描写も基本的にウケ狙いで、軽い。エンディングが肩透かし感あるけど、十分面白かった。ドイツ映画好き。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年7月2日
ドイツのモダンなコメディ映画、画の撮り方が透明感あって綺麗だし面白いことが多いので、とりあえず本国で大大大ヒット作の最高青春映画『ゲーテなんてクソくらえ』の続編を日本でも公開してください。前作、めちゃくちゃ好きでした。よろしくお願いします。『帰ってきたヒトラー』もよかったです。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 2, 2016
『帰ってきたヒトラー』現代でも再び人々の心を掌握しつつあるヒトラーが「1930年代当時も私はドイツ国民を扇動したわけではない。私は誰よりも明確で具体的な政策を示しただけだ。そしたら国民の方から私を選んだのだ」っていうような台詞があって、それさえ方便としても流石の説得力だと思った。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年7月2日
『帰ってきたヒトラー』基本的には馬鹿ノリで楽しませてくれる映画だけど、その一方でヒトラーの人心掌握術・演説術についての研究を上手く具現化していて、彼が破格の才能とアイデアと知性の持ち主だったことを分かり易く伝えてくれる。今日から実践できそうな(悪)知恵を沢山お持ち帰りできる映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 2, 2016
『帰ってきたヒトラー』この題材にして政治モノではなくネット経由モノでもなく、あえて今の時代にTV局モノにしていたのも面白かった。コンテンツとして人の心を掴むとは何なのかという何万回も繰り返されてきた議論に、ヒトラーを投入した点が大胆で面白い。ヒトラーは一種の歴史上のコンテンツと。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 2, 2016
ヒトラーの演説じゃないけど、未来のイメージをちらっとほのめかして想像させるって、人の心を掴む上でとても大きい。この人と居たら楽しそうとか、苦しい時に優しくフォローしてくれそうとか、相手が後で想像してくれそうな、想像の種を普段の何気ない会話とか行動の中に植えてくことは身近な処世術。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) July 2, 2016
50.『クーパー家の晩餐会』
『クーパー家の晩餐会』を観た。まさに大家族をフィールドにした『ラブ・アクチュアリー』。夫婦関係、恋愛関係、姉妹関係、親子関係で個々に悩みを抱える老若男女の一家がクリスマスに集うことで、それぞれが同時進行で拗らせ合いながらも、雨降って地固まるまでをジェントルなユーモアで温かく描く。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年2月21日
『クーパー家の晩餐会』始まって1秒で良い映画だと思い込めてしまった。だって、映画が始まった瞬間から流れ出すオープニング曲がフリート・フォクシーズの「WWH」なんだもの。ボブ・ディランの使い方も素晴らしくて、ディランがこんなにロマンチックでカジュアルに聴こえるなんて実に新鮮だった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) February 21, 2016
49.『退屈な日々にさようならを』
(朗報:2017年2月25日から新宿K's Cinemaで3週間再上映)
『退屈な日々にさようならを』を観た。『サッドティー』や『知らない、ふたり』のように明確に単独テーマで割り切られている作品ではなく、視界のスケールはずっと広大で、より人間の日常がそのままスッポリと納められるが故に、多角的でぐっと深みを増してる。人が人に見出すものと生についての映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年11月20日
『退屈な日々にさようならを』人が感情や思考の対象として殆どを捧げるのは、人についてだ。人は人のことを思い、考え、悩み、喜怒哀楽して死んでいく、そんな生き物。人は生きる動機さえ、他人に寄せる(期待する)何かの中に託す。そこでいう“他人”や“何か”の在り方を新たな視点から見事に描く。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) November 20, 2016
『退屈な日々にさようならを』今泉作品鉄板の、男の情けなさや未熟さの滑稽な露呈ぶりに思わず笑っちゃう会話劇も時折登場しつつ(ミキちゃんのキャラ最高)、今ここにはいない誰かの面影を思いながら瞬間瞬間を生きている、そんな視点から見つめられた人々の会話や仕草を丁寧に捉えているのが印象的。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年11月20日
『退屈な日々にさようならを』幾つか登場する死の存在が、物語の中心装置となってる。なのに作中で死が語られることは殆ど皆無。人々が語るのはひたすら生についてだ。しかも極めて自然で、優しいタッチで、人々はそうしてる。死を通して生を語るのはありふれた表現だけど、本作はそれとは別。新しさ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) November 20, 2016
48.『東京ウィンドオーケストラ』
(朗報:2017年1月21日から新宿武蔵野館他で劇場公開)
『東京ウィンドオーケストラ』を観た。素人吹奏楽団が有名オーケストラに間違われコンサートに招待されてしまってさあどうしよう、という設定はコメディとして幾らでも盛れるし、面白可笑しくも爽快感全開にもし放題だけど、本作はそれを平熱のリアリティで、素朴で温かい大人の人間ドラマとして描く。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 7, 2016
『東京ウィンドオーケストラ』なりきり系コメディだけど、馬鹿っぽくなくて、シック。コメディを目指してコメディを作ってるんじゃなくて、ありのままの、とある3日間くらいのプチ騒動をそれぞれの立場から穏やかに見守った。そしたらそれが自然と笑えて、でもグッときて、素敵だった。そんな自然さ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 7, 2016
『東京ウィンドオーケストラ』主要登場人物10数名、それぞれのキャラクターがしっかり立っていて、コンサートに向けた限られた時間が本当にリアルに描かれていく。その中にバランスよく笑いとグッとくる場面が配置されてて、全編ほどよいドキワク感が続く。大人が楽しめるコメディの理想形だと思う。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年8月7日
『東京ウィンドオーケストラ 』コメディ王道の設定なのに、終始一貫して予定調和な展開を感じさせない空気感がいい。一瞬一瞬が生々しくて、先を読みやすい設定のはずなのに先が読める気が何故かしてこない。観客も彼ら彼女らと一緒の場所で常にドギマギしてる気分になる。それが楽しくて、心地よい。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年8月7日
47.『カプリス』
アンスティチュフランセ恋愛映画特集『カプリス』を観た。出演してる映画や舞台は全部観てるほど大ファンの女優さんと知り合いになれたばかりかあれよあれよで恋人同士にもなれた、にもかかわらずめっちゃ押しの強い若い娘にも同時に好かれてしまい、そう全てが上手くはいかない男性教師の物語を描く。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年5月14日
『カプリス』ある意味で男の夢叶いすぎ物語だけどその中で、どんな夢展開にも完璧な幸せなどないという現実を描く。そんな物語以上に魅力的なのが作品のムード。オープニングからずっと流れっぱなしの軽やかなジャズに乗せ、優柔不断男の不器用な恋が軽快に描かれていく姿はフレンチなウディ・アレン。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) May 14, 2016
『カプリス』ウディ・アレン作品の、ここぞというところまでは(洒落たジャズの旋律と共に)とにかく軽快にさらりさらりと流れるようなテンポで展開を進めていくノリが好きなら、間違いなく本作もドンピシャ。重さも空気の淀みも全くなく、さら〜さら〜と楽しくも少し間抜けなシーンが流れていく幸福。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年5月14日
『カプリス』序盤からすごく幸福感を感じた。物語云々以前に作品のムードがそう感じさせる。“そうそうこういう映画が観たいの!”っていう空気感そのもので。そしてそんなムードをオープニングから一瞬で代弁しちゃうジャズの音色の素晴らしさ。軽やかですっきりしていてロマンスを描く。なんて素敵。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年5月14日
『カプリス』は主人公の自分ぽさも究極的にハマった。自分が同じ状況に置かれたら絶対そうなるっていうシーンばかりで苦笑できた。優柔不断というより、きっと波風を立てられない性格で、分かる分かるよでも他にどうしろと?感に心が溢れて、情けなさよりもシンパシーしか感じなかった。これは分かる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) May 14, 2016
46.『無伴奏』
『無伴奏』を観た。想像とは完全に別次元の、桁違いの良さだった。舐めていてすみませんでした。本当に、王道の王道の青春恋愛映画。そのど真ん中を、ベタとか定型とかに陥らない、強さと確信を持った邁進さで描いていく、完全な観応えを持った本物の作品。申し分ないクオリティ、大充実作だと思う。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
『無伴奏』1969年〜71年の仙台を舞台にした物語だけど、半ば覚悟してた時代感=古くささといったものは微塵も感じない。こういう時代設定の青春映画にありがちなノスタルジーはまったくない。ひたすら、今の一瞬一瞬を、見逃すまいと追い続けたような2時間。今最前線で響く普遍性に貫かれてる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
『無伴奏』劇中で交互するように随所で流れるクラシック音楽とジャズのビバップのコントラストが、18歳の彷徨える情熱と脱力の表出に抜群の効果をを発揮している。音楽、衣装、カメラ、様々な要素が本当にセンスの良い映画。感情豊かな文学性を生き生きと描き続けることに成功してる。幸福な2時間。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年3月26日
『無伴奏』今年の邦画で1番好きになりそうな強い予感。青春恋愛映画として、人生で一番揺れ動く時期の少女少年の心模様を前面で絶えず描きながらも、登場人物達の感情にベッタリではなく、側からそっと見つめてるような距離感で追い続けているところがとても好き。一番心地よく夢中になれる観応え感。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
『無伴奏』映画として、物語の追い方、作り上げ方が本当に素晴らしい作品で、フランスの青春恋愛映画みたいだと感じた。そこがしっかりしてると、それだけでもう既に観応え直結なので、物語の行方のディテールとか結末だとかは、もうそれほど重要に感じなくなる。それは良い映画の条件の1つだと思う。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
『無伴奏』の終盤で、主人公の19歳の女の子が2年間家族と離れて自由に暮らした仙台の叔母の家からいよいよ東京に戻っていく場面でカメラが彼女の歩みに合わせて突如ふらふらし出すとこに、『イーダ』の最後で主人公の同じ年くらいの女の子が修道院に戻る場面で同じくカメラが揺れまくるのを思った。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
『無伴奏』で1969年の女子高生達が「ミック・ジャガーは中年になっても格好いいと思うの」と話してるんだけど、中年どころか72歳になっても未踏の国に出陣しては1日に50万人も殺到させ、当時の最新ヒット「ジャンピン・ジャック」を当然の如く1曲目からキメてる2016年の方が現実とはね。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) March 26, 2016
45.『天国はまだ遠い』
『天国はまだ遠い』を観た。圧巻の素晴らしさだった!!40分弱とは信じがたい、胸いっぱい満足感いっぱいの完璧映画体験。キャストは3人だけの幾つかの会話を主としたストーリーテリングなのに、シンプルさの中からこれほどまでに立体的な物語と柔軟な人間ドラマを出現させてしまうなんて!大好き。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月26日
『天国はまだ遠い』かつてこんなにプラス・マイナス両面のリアリティーを貫く人間味に満ち満ちた、あまりにごく自然な幽霊映画があったでしょうかと。ハートフルなんだか、いやいや悪趣味なんだかホント判別不能の、その瀬戸際の上で豊かに心地よく揺れ続ける彼・彼女たちの極上“お芝居”。愛しすぎ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月26日
『天国はまだ遠い』不謹慎だけどそもそもこんな可愛い美少女幽霊ありかよと!むしろ取りつかれたいじゃん!と、正直前半はそんなこと考えてたけどね、まさかの後半、圧巻の惹きつけパートがあって、彼は当然そうだけど、それに応える彼女も素晴らしくて、美少女すっかり忘れて、夢中で映画に痺れてた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) December 26, 2016
『天国はまだ遠い』物語の設定の割に軽やかなタッチで遊んでくる柔らかい部分と、物語の設定以上にガチなシビアさを覗かせる瞬間とが絶妙なバランスで共存してるし、必要以上に幽霊は可愛いしで、ユーモアとは片足をシリアスに突っ込みながら、もう片足を宙に浮かせた時に生まれるものかなーと思った。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年12月26日
44.『コロニア』
『コロニア』を観た。最ッッッッ高だった!!これは今週末公開新作のダークホース!!ザ・極上の見応えに、映画祭からのハシゴにも一瞬の隙なく完全集中、文字通り飲み込まれっぱなし。事実に基づくチリの秘密警察と闇社会をしっかり描きながらも、瑞々しくロマンチックでセクシーでもある。完全無欠。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) September 18, 2016
『コロニア』まさかここまで全方位完全無欠の最強映画だとは!!事実に基づいた闇組織・極悪教団に誘拐or侵入&脱出モノっていうと、どうしても暗くてリシアスで乾いた印象を抱きがちだけど、本作は主人公2人の鮮やかなロマンス模様と色気を纏ったムードがすごくよく効いてて終始めっちゃ楽しめる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年9月18日
『コロニア』序盤はこれから壮絶な監獄生活が始まるとは全然想像もつかないほど、甘美でセクシーな大人の恋愛劇で優しく引きつけてからの、恋人同士が秘密警察に引き離されて始まる、最高スリリングで全力で応援したくなる闇教団組織村からの130日に及ぶ脱出挑戦劇。本当に全編観応えしかなかった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) 2016年9月18日
43.『リップヴァンウィンクルの花嫁』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』を観た。まず、3時間という尺をまったく飽きさせずどころか、中だるみも一切せず、絶えずすべての瞬間で惹き付け切っていることの、凄さ、偉大さ。もう、それだけだってどれだけ素晴らしいことかということ。で、この内容。劇場鑑賞スルーしなくてよかった、これは。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
『リップヴァンウィンクルの花嫁』3時間もの長尺を3時間に感じさせない映画。観客の時間感覚を奪える力を持った作品とは、観客をどこか別の世界・作品世界に完全に引き込んだままにできる作品。ナチュラルな設定の人間ドラマでその次元に到達した表現力は本当に圧巻。確かにぶっ飛ばされたよ彼方に。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
『リップヴァンウィンクルの花嫁』こう来ますかー!!っていう映画だった。だった、っていうのは、もう観てる最中も完全にそんな衝撃を受け続けてるはずなのに、あまりに夢中にさせる力を持った映画なので、驚いてる暇もない、というか、その瞬間すら勿体ない。今、完全に想定外、期待爆超。凄かった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
『リップヴァンウィンクルの花嫁』様々なメディアで流れてる紹介のあらすじは本当に序章の序章にすぎなくて、蓋を開けてみれば壮大な奥行きの向こうに吸い込まれる。見方によっては、というか、事実そうとう黒いお話。だけどそれを光に変える黒木華でありCoccoでありこの映画のアイデンティティ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
『リップヴァンウィンクルの花嫁』黒木華の存在感や画面の色彩で一見繊細なイメージを与えつつも、実のところは繊細さではなく、思いっきり徹底して力技で押し切った映画。ここまでやり切ってると、平伏すのみ。優雅で荘厳なはずのストリングスさえバッキバキに聞こえるほどの力技絵巻ではあるけれど。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
『リップヴァンウィンクルの花嫁』随所で詩的な無声カットを差し込みつつも、基本的に息つく暇を与えず3時間ノンストップで走り続けるパワフルな力技映画。タイトルの意味に気付いた時はハッとしたけど、意図どうこう結末どうこうよりも、連なっていく様が圧巻であり魅力的。そういう意味で最強映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) April 4, 2016
42.『二重生活』
『二重生活』観た。すごく良かった。とても好き。幾つかの力の入ったシーンで特別に惹きつけていくような魅せ方とは対極の、全ての積み重ねでこそ成り立っていく魅力。静かでひっそりとした熱が絶え間なく徐々に積み重なり続けていく、故に進めば進むほど作品の豊潤さがどんどん増して良くなり続ける。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
『二重生活』世界も世間も、この一生も、それらについて抱く疑問の全ては半永久的に謎のままで、少なくとも自分が死ぬことのほうが先にくる。すっきり解決することなど何一つないし、起きない。だけど「書く」こと。それだけは、それらに対する「答え」になるのかも、行動そのものが。そう感じさせた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
『二重生活』彼女が必死で自分のために書こうとする姿。書くということは、残すということ。自分の考動を残す。だから、尾行の記録は、極めて書くことの本質を浮かび上がらせる。今ここにいるという証明。正しくても間違っていても、認められても許されなくても、ここにいることを記す。それがすべて。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
『二重生活』1人の人物としては異様なほど多様な話し方や声色のバリエーションを仕込まれた主人公を体現する門脇麦のリアリティ。怖い。だけど、怖いも何も実際 人ってあんな感じなんだと思う。コレという1つの性格があるわけではなくて、誰に向けた人格をセットしてるかで性格なんて一瞬で変わる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
『二重生活』失恋の描き方が好き。カップラーメンのシーンとか、なんか自然とつられて泣きそうになったし。恋愛とか友情とかいうけど、結局は自分のことを知っていてくれてる存在なのかなと思った。その場のテキトーな演技だけで自分なんて出さずにやっていけちゃう人こそ、逆にそういう存在が超特別。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
人の性格について本当のことなんてどうでもいいんだと思う。本当は本当も何もない。自分は性格激黒だけど好きな人から「優しい」って言われたら嬉しい。だから自分にとってその人が優しいと思ったり偉いと思ったり可愛いと思ったらそのまま言えばいい。本当は知らないけど、自分が思ってることは本当。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) June 29, 2016
41.『友だちのパパが好き』
『友だちのパパが好き』を観た。“友だちのパパが好き。”とか言ってれば済む映画では全くなかった。まさかのクオリティ、奥行き、四方八方の面白さ、半端なさ。実際は“友だちのパパが好き。”では全然済まされてない次元の映画。題名に舐めさせられずに観るべき!!と強力に推す。『ローリング』級。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) January 3, 2016
『友だちのパパが好き』もうこれだけ数々の個性を一人の男を中心とした“恋愛劇”という修羅場の集合体の上でま〜面白計算高くまとめあげてしまう手捌きから言ってしまえば今『マイ・ファニー・レディ』と一緒に観たい映画としてこの上ないし、『サッドティー』とか好きな人にも刺さること間違いなし。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) January 3, 2016
『友だちのパパが好き』わたしと友だちとパパの話(だけ)では全くなくて老若男女全員の映画、幾つもの様々な恋愛劇がわたしの恋にまっすぐ過ぎる性癖もとい強引な気まぐれのせいで滅茶苦茶に絡み合い、典型的50歳サラリーマン男の脆さを次々に暴いていく、可愛いタイトルの裏に痛快な毒を潜めた良作
— SunCityGarden (@SunCityGarden) January 3, 2016
昨年公開された『友だちのパパが好き』『ローリング』『3泊4日、5時の鐘』の3本の日本映画は、三者三様の舞台で男と女の実情を見事にエグ面白温かく捉えた、たまらなく魅力的な現代の恋愛いや人間映画達で、そこでは新感覚と普遍性が、辛辣さと優しさが心地よく溶け合ってる。何十年先も愛される。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) January 3, 2016
私的40位から21位まではこちらを。
私的20位から1位まではこちらを。