MOOSIC LAB 2017 全18作品の私的感想まとめと私的ランキング

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MOOSIC LAB 2017のエントリー作品、全18作品を観ることができたので、個人的によかった順番に並べて感想をまとめました。長編と短編の区別はしていません。

今年はとにかく『少女邂逅』、『聖なるもの』、『なっちゃんはまだ新宿』という、もはやムーラボという次元を超えに超えて、年間を通してもこれほどの感慨を抱ける映画体験はどれだけあるのだろうか、というレベルの(邦画に限れば、この3本は年間でも最上位級だと思う。)ずば抜けた3本を筆頭に、良作が多かった印象です。通うのが本当に楽しかった。

特に『少女邂逅』と『聖なるもの』に関しては、例えば2年前のムーラボで『いいにおいのする映画』や『劇場版 復讐のドミノマスク』を観たときの圧倒的な高揚感を思い出させる、宙に浮くような映画体験の幸福感に酔いしれました。きっと賞を獲るのでしょう。ムーラボはスルーしている映画ファンにも響く2作品であると確信します。

短編では『ぱん』が個人的には最高で、次点の『左京区ガールズブラボー』も大好きな長編に出会ったときのような満足感と幸福感でいっぱいになりました、15分でこんなに充足感を得られるなんて。

 

 

というわけで、以下、ムーラボ2017の私的ベスト1位から感想をまとめました。

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『キングス・オブ・サマー』はひたすら17歳のリアルが追及された、永遠の青春がここにある映画だった

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『キングス・オブ・サマー』は物語の題材的には、17歳の少年たちが経験した夏を、青春映画として描く製作者側の大人になった立場から見た、当時への熱いセンチメントやノスタルジーを入れ込み放題のテーマこの上ないものだ。

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2017年7月の私的シネマランキング

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私が7月に映画館で鑑賞した新作映画について、個人的によかった順番に並べて感想をまとめました。

厳密には8月初旬に観たものも含まれていますが、7月公開作品ということでこちらの中に入れています。該当の新作は20本。

 

それでは、以下7月に観た新作の私的ベスト1位からです。

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