2017年8月の私的シネマランキング (No.14 ~ No.26)
私が8月に鑑賞した新作映画の私的ランキング。14位から26位です。
14.『ロスト・イン・パリ』
『ロスト・イン・パリ』を観た。まさに“柔らかく、もっと呑気なジャック・タチ”という印象で、カラフルでお洒落な色彩感覚と洗練されたお約束ギャグ描写が心を軽くしてくれてやまない、お茶目なフレンチ・コメディ。これは誰と観ても、いつ観ても、間違いない映画だと思う。無条件で笑える瞬間多々。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 6, 2017
『ロスト・イン・パリ』中年のカナダ人女性が生まれて初めて訪れた憧れのパリを彷徨い続ける、踏んだり蹴ったりの3日間を、圧倒的に軽妙なギャグ描写の連発と、3人のキーパーソン各々の視点から見る物語のすれ違いの可笑しさをベースにひょうきんに描く。3人のへこたれなさには安心感を抱くほど!
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 6, 2017
『ロスト・イン・パリ』の憎めない圧倒的な軽さ、何が起きてもお気楽に面白く観られる安心感は本当にイイ。こういう新作が常に1本は上映されてて欲しいと思うほど、全身の感覚をリラックスさせてくれる。何も考えずとも、ひたすら感覚から楽しめる。そしてそれを実は緻密に作り込んでいるのが愛しい。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 6, 2017
『ロスト・イン・パリ』中盤のレストランシーンは笑えるギャグのオンパレードだけど、その中でもいかにもジャック・タチ的なスピーカーの向きを使ったネタとか、あれホント、後ろの家族は決まったリズムで飛び跳ね続けるの実はめっちゃ大変だろうな〜とか思えたりして、いじらしい瞬間が沢山ある映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 6, 2017
『ロスト・イン・パリ』はウェス・アンダーソンを彷彿とさせる動く絵本のようなカラフルでキュートなユーモラスと、ジャック・タチを彷彿とさせる突き抜けた洗練の先にある突拍子もない派手なギャグセンスが、柔らかく朗らかに溶け合っている。感覚に直接作用する無条件の可笑しみと楽しさで満ちてる。 pic.twitter.com/3PN2pZJurG
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 8, 2017
15.『左京区ガールズブラボー』
『左京区ガールズブラボー』これはもうインディロック、インディポップ愛好家(兼、ミニシアター系胸キュン青春洋画愛好家なら尚更)には問答無用で堪らなすぎる。もうこんなの大降参ですわ。めっっっっちゃ好き!Homecomingsの音楽もこれでもかと魅力的に映えていて、冷静に観ることムリ!
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 17, 2017
『左京区ガールズブラボー』仲良し文化系女子大生2人の暮らしと成長を描くのだけど、着こなしはヴァンパイア・ウィークエンドのフローラルスウェットに、ストロークスのロゴT、部屋に飾ってあるのはジャパニーズ・ブレックファスト1st、ヤック1st、ジェイミーxxのアナログ盤とか反則でしょ!
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 17, 2017
『左京区ガールズブラボー』もう一人の子の部屋に貼ってあるポスターが、ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール、グッバイ、サマー、シンプル・シモン等で、執念とも呼べるほどの小物への徹底ぶりが凄かった。レッティング・アップ・ディスパイト・グレイト・フォールツのデカいロゴが部屋の壁に貼ってあったり。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 17, 2017
『左京区ガールズブラボー』主人公の女子大生2人が愛聴しているプレイリストが幾らなんでも最高 of 最高。ユミゾウマ→ヴェロニカフォールズ→トップスの神流れにホイットニーにxxにキュアーとか、要は私の大好きな音楽が網羅されきってしまってる。そしてまさに本作は紛れもなくそういう映画! https://t.co/1rNYWg4eG7
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 17, 2017
16.『きっと、いい日が待っている』
寝不足のせいで案の定始まって10分くらいで台詞の1/5を見落とし出すと、寝落ちまでその後10分は持たないというのが私的不可避パターンだったのに、『きっと、いい日が待っている』、強烈ビンタと辛さがあまりにショッキングでまさかの眠気、完全退治。最後まで冴えきって観れた。奇跡的な辛さ。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 13, 2017
『きっと、いい日が待っている』魅力的なカメラやキャスト、風通しのよい空気感が揃っている上での、想像の比じゃなく辛い物語という真に強烈な組み合わせに、幾ら何でもここまで辛さを描く意味あるの?と途中から思ってしまった。でも、だからこそラストの希望の重さや説得力が他の映画の比じゃない。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 13, 2017
『きっと、いい日が待っている』自分が実感したくないだけで確かに存在する、暴力によって理不尽に支配される生活の姿を、序盤から目が離せない親密さで描き通すのだけど、中盤の、家族からの手紙の朗読を通してフィクションとノンフィクションの真の境目を観客に問いかける描写には大いにハッとした。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 13, 2017
『きっと、いい日が待っている』想像力、空想力が人一倍豊かで、それを言葉に変える表現力、洞察力も優れた少年の存在が、孤独な生活に慣れきって絶望していた施設メイト達の心に創りものの儚い幸せを灯す描写。そこには私が映画や小説の物語を時に食事より夢中に日々探し求めてる気持ちの端緒をみた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 13, 2017
『きっと、いい日が待っている』本作で描かれる状況の過酷さとは全くレベルが違うけど、この物語で幼い兄弟と孤児達が暴力支配的な施設の元で置かれた状況というのは、今の日本で暮らす殆どの老若男女にも身に覚えのあるはずの心理暴力的な支配な在り方で。集団とは何なのかを再考せずにいれない作品。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 13, 2017
17.『隠された時間』
『隠された時間』予告編からはタイムファンタジーモノを装いながらも、物語の先導は小学6年生同士の純愛エモさの方に多くが託されるのだろうと読んでたけど、想像よりもずっとSFサスペンス面に力が込められていて終始のめり込めた。むしろ土台はそちら側といってもいいほどの洗練されたバランス感。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 30, 2017
『隠された時間』誰にも信じてもらえないタイムリープを経験してしまった2人が、その危うい秘密を守り合うことで絆を深めるというあらすじから、2人きりの小さな世界の中でのエモさが描かれる映画を想像してたけど、社会を巻き込んだスケールの大きい物語展開で、大人の男性でも大いに楽しめる映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 30, 2017
『隠された時間』設定やテーマは一見とてもエモくて、センチに盛ってきそうな予想をしてたけど、想像に反して全体的に大人なムードを携えた映画。大人のためのノスタルジック初恋SFサスペンスという感触が残る。感情移入させるというよりは、じっくり見守らせるような距離感。偏りのなさが逆に欠点。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 30, 2017
18.『Groovy』
『Groovy』人間の自殺願望を食い止める為の音楽を研究し創り出そうとしている今泉力哉演じる音楽研究家のぶっとんだ試みを、ニコニコ動画配信者による騙し取材のカメラを通して描くフェイクドキュメンタリータッチの作品で、アバンギャルドな斬新性を終始携えながらも最後まで面白く観せる映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『Groovy』自殺願望の抑制に作用する音楽創りについての映画であることは説明文を読んで分かっていたけど、それがメロディーやリズムといった発想し易いものではなくて、グルーヴに的を絞って眼差しが向けらていたことが、この映画に深みと斬新さと実験性の加味を同時にもたらしていて良かった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『Groovy』グルーヴという概念について、音符と音符の間隔のズレのこと、という根本から実例を用いながら丁寧に解説しているそばから、突拍子もないぶっとびネタをぶち込んで笑わせるという、ドキュメンタリータッチとしての説得力と、フェイクとしてブラックジョーク描写のバランスが大変絶妙。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『Groovy』今泉力哉演じる音楽研究家が、人間を救う音楽の創り方が遂に分かったと告げると、全裸の女性にローションを派手に塗りたくりながら、奏者の脈拍と楽器に見立てた女性が得るエクスタシータイミングによってグルーヴを生み出すとか言い出した時には本作の予想外の奥深さに笑うしかなく。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『Groovy』ニコ動の配信者が受けネタ狙いで、頭がイッちゃってる音楽研究家周辺を騙し取材して収録したフェイクドキュメンタリー映像があって、それをさらに外側から映し出した本作はフェイクドキュメンタリーのフェイクドキュメンタリーというどエライ構造と緻密な仕掛けを随所に仕込んだ力作。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
19.『破れタイツのビリビリラップ』
『破れタイツのビリビリラップ』2年前のムーラボではベッド・インの撮影に振り回されてた彼女達が、今回はPV撮影から逃げ出す売り出し中のアイドルに振り回されカーチェイスと化す中で、ラップ好きタクシー運転手に感化され自らがラッパーになるまでを相変わらず一点の曇りもない完璧楽しさで描く。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『破れタイツのビリビリラップ』2年前の『101回目のベッド・イン』出品時に同じ回で併映されてた『ライブハウス レクイエム』で作品の核となる拗らせラッパーを演じていたマチーデフが、今回は破れタイツの作品でメインキャラとして共演し、彼女達の明るく楽しい映画に入り込んでる絵に高まった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『破れタイツのビリビリラップ』もはやどこまでがラップで、どこからが普通の会話なのか判別不能なほど(関西弁による早口やりとりのほぼラップ感は異常w)全編が軽快にして強烈な言葉の応酬もとい女同士の笑える罵り合いの高速回転で、15分という時間感覚が完全麻痺するほど面白さに飲み込まれた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
『破れタイツのビリビリラップ』併映作品の『Groovy』では主演を務めている今泉力哉監督が、今作では売り出し中アイドルの追っかけをしている限界オタク兼カメコ役で登場していて(他のキャストも殆どが映画監督)、『Groovy』共々俳優に徹する今泉力哉を続けて観られる貴重なプログラム。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 14, 2017
20.『草原に黄色い花を見つける』
『草原に黄色い花を見つける』相手を一日中目で追ってしまうような恋に落ちた時、その行動がもたらすリスクを見積もるより先に言葉や体が飛び出していたあの頃の感覚が、目に見張るリアリティと繊細さで描かれ続ける。その仄かな痛々しさと、それ以上に、彼を励まし応援したくなる気持ちに満たされた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『草原に黄色い花を見つける』想像以上にしっかり密な恋愛感情映画で、特別な観応えに満ちていた。雰囲気モノの可愛らしく和む胸キュン映画の範疇を超えて、少年期の純愛の不器用さや真っ直ぐさがどこまでも丁寧に繊細に描かれている。長男なる存在の色々な報われなさに、小学生の自分を思い出し撃沈…
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
21.『マグネチック』
MOOSIC LAB 2016で公開された作品を、ムーラボ2017内の特集上映で観たものになりますが、私は今回が初鑑賞であったことと、まだ初公開から1年しか経っていない点を考慮して、『マグネット』は今回のランキングに入れました。『脱脱脱脱17』も9月のランキングに入れることを考えると、これもアリだと思いました。(『脱脱脱脱17』、9月2日からユーロスペース公開、初日行きます。)
『マグネチック』最初は鼻についていた垢抜けなさが次第にクセになる純情ナイーブ大学生たちの青春ドラマパートと、ミュージシャンSACOYANが亡くした父との思い出を回想するドキュメンタリーパートという全く別の映像が交互に行き来するのだけど、その混ざり方の違和感のなさにとても惹かれた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『マグネチック』半径5mの世界で起こる人間関係の機微だけに焦点を当て続ける青春恋愛劇パートのみだったら、流石にスケールの小ささが目立ちキツかったろうと思う。そこにある家族の思慮深いドキュメンタリーという一見突拍子もない映像を差し込むことで、見事に十分なスケール感を生んでいて凄い。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『マグネチック』青春恋愛劇パート序盤は、大学生なのに小学生みたいな好きな子への反応を繰り出す主人公の幼さ加減にイマイチ乗り切れなかったけど、そんな主人公に対し夜の公園でヒロインがいよいよブチギレるシーンが音楽の使い方も含めて極上の良さで、それ以降は最後まで楽しく観きれてよかった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『マグネチック』でヒロインがジャングルジムの周りを回転しながら初めて本心を口にするシーンと、『KILLER TUNE RADIO』でヒロインが街をぐるぐる踊りながら走り抜けるシーンには重なる魅力がある。静かな夜に突如高揚感に満ちた音楽と女の子の奔放さが同時に降り立った瞬間の魔法。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
22.『キングス・オブ・サマー』
今回『キングス・オブ・サマー』を観ることで、数度観てる『アメリカン・スリープオバー』の姿や魅力が未だに更新されたから、Gucchi's Free Schoolさんの様々な青春映画の上映は、単に作品が面白かった、を超えて、比較による映画表現の成り立ち方を知ることにとても役立ってる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 20, 2017
23.『THE END OF ANTHEM』
『THE END OF ANTHEM』唯一無二の超強力作。「10人の女子の、失恋から始まる10通りの物語を小刻みに繋ぎ合わせていく40分」なんて外形を表す言葉から想像し得るすべてを完全に凌駕する内容。当事者視点のリアリティ故の容赦なさと濃密さ、10人全員の見事なキャラ立てが光る。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『THE END OF ANTHEM』男性が本作を前に「10人の女子の失恋を描いてます」と説明されても、「コ、コレが失恋!??」と驚きと怯えと女子なる世界の奥深さに平伏すのみでは。恋人を失う辛さだけが失恋だという認識しかない男どもに怒涛のショック療法を食らわす、失恋なめんな映画。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『THE END OF ANTHEM』自分の存在を絶対的に肯定するもの=アンセムが消え失せた時に、幸福の概念は空になり、自分がいかに空虚な人間かを目の当たりにする。でもその空虚こそが生の渇望そのものだということ。毒々しい程ガーリーな演出の向こうに、普遍的な人間らしさが渦巻いてる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
『THE END OF ANTHEM』まるで全部が“鍵垢”から飛び出してきたエピソードのように、ゾクッとくる赤裸々さで女子の漆黒の本心を明かしたハイパーな短編映画という点で『そうして私たちはプールに金魚を、』を彷彿したし、あの映画で描かれた女の子たちの5年後の姿のようにも見えた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 28, 2017
24.『春なれや』
『春なれや』先に上映された2作品に比べると映画としての力は薄味だけど、全編でソメイヨシノの花びらが降り注ぐ春の日の町並みはあまりに魅力的。先2作同様、老若男女様々な人間の営みを肯定的に見つめながらも、私達が日々の営みの中で忘れがちなことを取り戻そうとする意志を柔らかく宿した作品。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 27, 2017
25.『KICKS / キックス』
『KICKS/キックス』事前に『ドープ!!』を彷彿という噂を目にしてたので、あのパワフルさもユーモアも弱肉強食社会への極めて知的な眼差しも全て兼ね備えた青春コメディ(やっぱりあれは本当に奇跡的なバランスを実現した映画)風を想像してたら、あまりのシリアス一辺倒ムードに背筋が伸びた。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 22, 2017
『KICKS/キックス』弱肉強食と暴力がまかり通る街で目立たないことで生き延びてきたナード少年が、希望の全てを託して買ったエアジョーダンをカツアゲされたことから始まるシリアスなスニーカー奪還劇。ムードは『ムーンライト』に近く、暴力的な街での優等生の生きづらさがリアルに描かれる。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 22, 2017
『KICKS/キックス』各章の表題がヒップホップからの引用になっていて、クライマックスが、ケンドリック・ラマー引用「イカれた町の優等生」、からの2PAC引用「死ねるくらい大事なこと」で、ギャングにカツアゲされたスニーカーに主人公が託す意地や想いが見えて苦しくも熱い気持ちになった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 22, 2017
『KICKS/キックス』映画の物語に加えて、リーフレットの監督コメントや長谷川町蔵さんの解説を聞いて、履いている靴で人間のステータスや価値を見極めるという古からの文化は、洋服までは高いものを揃えられない地域や時代を生きた人々にとって必然性のあることだと楽しく知れたのがよかった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 22, 2017
『KICKS/キックス』自分自身の小学生時代を振り返っても、初めてブランドを意識したのはスニーカーだったことを思い出せたので、ナイキのレアスニーカーに見出す価値を巡る、思春期の少年を主人公にした青春映画を観られてよかった。服には大して興味なくても、確かにスニーカーだけは別だった。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 22, 2017
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』正直中盤までは広瀬すずの声を聴けて私が嬉しい、以外にアニメリメイクしたことの良さが全く見出せない感触で脱力だったけど、2人で電車の中に滑り込み、すずが聖子の「瑠璃色の地球」を披露すれば、私の心は中学生に戻ってしまった。品のない力技。
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 18, 2017
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』ここで表現したいものは繊細な描写の積み重ねによってクライマックスで花開く深みある情緒とされていることは、実写版でも新アニメ版でも不変と伺えるけど、新アニメ版は派手で壮大な仕掛けや演出という繊細さの逆を行く力技に頼りすぎて、全体が軽薄
— SunCityGarden (@SunCityGarden) August 18, 2017
私的1位から13位まではこちらを。
・今回の記事には取り込めなかった10作品を含む、MOOSIC LAB 2017のエントリー作品・全18本の感想と私的ランキング
(今回取り上げられなかったMOOSIC LAB 上映作品が『打ち上げ花火、~』より良くなかった、というわけではありません。あまり載せすぎると下の記事と被ってしまいますので一部を割愛させていただきました。)
・2017年上半期の私的ベストシネマ
・2017年7月の私的ベストシネマ