2016年の私的ベストアルバム 25選 (No.16 ~ No.25)

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私が2016年に聴いたアルバムの中から個人的なベストランキングをつくりました。

超私的な感覚で1位から25位までを勝手に選びました。

そもそも正確なリリースデイトだとヒドイことに2014年の作品も実はあるのですが、日本盤CDとして出たのは2016年だったのでご容赦ください。(Los Stellariansのことです。)

それでは私的25位から。

25. Red Sleeping Beauty 『Kristina』

 

あの Acid House Kingsのメンバーが在籍しているバンドの新作ということで、それだけで贔屓目になってしまいそうなわけですが、実際もうこのボーカルを聴いただけで良い音楽に聴こえてしまう…。即、幸せな気分。

音楽性は、アコースティックなギターポップを極めていたAcid House Kingsとは異なり、完全にシンセポップで貫かれていますが、それでもあの多幸感と若々しさに溢れたメロディーはここでも不変。

 いつかAcid House Kingsとしての新作も聴きたい…。

 

24. Field Mouse 『Episodic』

Bandcampsからname your priceでDL可能です。

今年の王道ガールズギターロック枠としてBabaganoujよりもこちらをセレクトしました。

とりあえず1曲目の「The Mirror」がキラー。

 

23. Los Stellarians『Los Stellarians』


オリジナルリリースは2014年。なので、2016年リリースとしては順当なStill Paradeか、Lontaliusか、またはJ Churcherをベスト25枚に入れようか悩んだんだけど、やっぱり好みには抗えずこれを入れました。

トレンドのポップミュージックと比較すると随分呑気な響きに聴こえるけど、サマソニ2016でわざわざThe Jacksonsを観にいっちゃうような自分からすると、この突き抜けたスウィートR&Bは外せません。

実際驚くほど良い曲だらけのアルバム。

 

22. Daughter 『Not To Disappear』


個人的な(非常に狭い)調査範囲によりますが、2016年のギターロック最高傑作は、このDaughterの2ndアルバムでしょう。好み・好みじゃないの域を超えて、素晴らしい演奏・表現力であることがヒシヒシと伝わってくるアルバム。

メンバーも一番影響を受けているバンドであることを公言しているRadioheadの『The Bends』や『OK Computer』を彷彿とさせる密度とクオリティー。

歌詞も素晴らしくて、全体的に悲痛なラブソングが多いですが、邦楽のラブソングではまず出会えないような表現ばかり。

サウンド面での素晴らしさ、作詞での表現力ともども、非常に印象に残った1枚です。

 

21. Cullen Omori 『New Misery』

 元Smith Westernsのもう1つの片割れ、Whitneyにばかり人気と評価が集中しているのが現状ですが、Smith Westernsのサウンドを直系で引き継いでいる本作も堂々の良さです。

何かしながら、街を歩きながらとか、電車乗りながらとか、車運転しながらとか、で聴く音楽としてのWhitneyの強さはマジで破格で、朝とか午前中とか確かにすごく良い。

でも、ホントにじっくり、完全に音楽だけに集中して聴いてみると、個人的にはCullen Omoriの『New Misery』の方が良いアルバムなのでは、と思う時があります。

このサウンドの肌触りが飽きられてるのかもしれないけど、Smith Westernsの名盤『Dye It Blonde』と『Soft Will』が良いとこ取りし合ったような力作だと思います。

 

20. Ala.Ni 『You & I』


音が大きかったり、音数が多かったりする音楽は聴く気がしないけど、優しい歌と音楽に触れたい時。今年のそういう気分の時、一番再生してたのがこのアルバムでした。

アルバム全曲を通してテンションが統一されてるのもいいです。

 

19. Sego『Once Was Lost Now Just Hanging Around』


曲単体を取り出してでは、良さを十分に説明できないアルバム。通しで聴いてる時、魅力が分かる。特にアルバム後半の流れが大好きです。

特に好きな曲は「Fool Around」「Once Was Lost Now Just Hanging Around」「Where I Belong」「Stars」

 

18. Frankie Cosmos 『Next Thing』

 個人的に、一瞬でひと聴き惚れしたアルバムの2016年の代表。これはひっかからざるを得ないでしょう~。

1分台と2分台の楽曲で殆どが占められたコンパクトなアルバムは、どの曲も心地の良さとさりげなくも強いフックに満ちているけど「Sappho」と「Embody」が特に好きです。

 

17. Whitney 『Light Upon The Lake』


トッド・ラングレン王道のソフトロックとインディフォークとの、ごく自然な一体化。これはせこい。

序盤よりもアルバム中盤以降の方が私は好きです。後半の方がソングライティングが際立ってる印象。

「The Falls」「No Matter Where We Go」「Polly」「Follow」あたりが特に好きです。

 

16. Max Jury 『Max Jury』


アルバム全曲が良いので、いつでも通して聴ける。

アーシーなムードやジャジーなグルーヴといった、伝統的なSSWを象徴する要素を随所で感じさせつつ、それを都会的な洗練に包めて届けてくれる。

10月に公開されたお洒落で優しい恋愛映画『世界一キライなあなたに』でもThe 1975等と並んで、本作の1曲目「Numb」が使われていました。

 

私的15位から1位まではこちらを。